映画
『見出された時~「失われた時を求めて」より~』
1922 年、死を迎えようとしている作家マルセル・プルーストが、病床で、昔の写真を一枚ずつ眺めている。若き日々、愛した人々、文学との出会い。初恋の相手ジル ベルト、ジルベルトの母で、数々の男性遍歴を重ねてきた元高級娼婦のオデット、聡明で辛辣なシャリュス男爵、そしてアルベルチーヌと彼女の家族…。これま でヴィスコンティやジョゼフ・ロージーなど、名だたる巨匠たちが映画化しようとして頓挫していた20世紀文革の頂点と言われる『失われた時を求めて』の世 界をラウル・ルイスが見事に描ききった。1999年カンヌ国際映画祭正式出品作品。
アンスティチュ・フランセ東京 エスパス・イマージュ