
- 2010年03月20日 (土) - 2010年04月18日 (日)
- お問い合わせ: 東京日仏学院 (03)5206-2500
ヌーヴェルヴァーグに先立つこと10年、1948年のデビュー以来アラン・レネは、たった一人でその歩みを進めてきました。早くから革新者であったとはいえ、その方法論は、映画に元来備わった力に手を加えることではなく、逆にその(映画に本来備わった)力こそが、必然的に、レネを話法と形式の過激な実験へと導いていく、というものでした。映画を一つのアトリエ芸術と見なし、映画作家であることよりも、演出家であろうとしてきたレネにとって映画とは、集団で営まれるものであり、ほかの芸術分野(文学・演劇・音楽・漫画など)を取り込み、そのノウハウを摂取する芸術なのです。そうして生まれてきた彼の作品は、犯罪映画にはじまり、意識と想像のドラマや恋愛の悲劇にいたるまで、次から次へとトーンを変えてきました。さらに近年の作品群は、フランスにおける最も良質なコメディとなっています。そして88歳になるアラン・レネが発表した最新作『風にそよぐ草』では、視覚的な実験や、脚本における見事な離れ業は健在ながら、見る者を楽しませ、笑わせ、感動させるという驚くべき才能を大いに発揮しています。
レネとストローブ夫妻は、おそらく西洋現代の映画におけるもっとも偉大な政治的映画作家である。しかし奇妙なことにそれは、民衆を現前させるのではなく、反対にいかに民衆が欠けているもの、現存しないものであるかを、彼らが示しえているからなのだ。こうしてレネは『戦争は終わった』で、われわれが目にすることのない一つのスペインについて問うのだ。
ジル・ドゥルーズ(邦訳『シネマ2*時間イメージ』宇野邦一ほか訳、法政大学出版局)
第1部
2010年3月20日(土)~3月26日(金)
会場:ユーロスペース
第2部
2010年3月27日(土)~4月18日(日)
※先行イベント 3月4日(木)
会場:東京日仏学院 2階エスパス・イマージュ












































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