
- 2009年10月17日 (土) 16時00分
- 開場:上映20分前
- 会員:1000円
- 一般:1500円
- 10月2日より前売り券発売開始
- お問い合わせ: 東京日仏学院 (03)5206-2500
『サドのための絶叫』
(フランス/1952年/75分/ビデオ(原版35mm)/モノクロ/日本語字幕付)
声:ジル・J ・ヴァルマン、ギー・ドゥボール、セルジュ・ベルナ、バルバラ・ローゼンタール、イジドール・イズー
イジドール・イズーらのレトリスムの実験性に衝撃を受けたドゥボールが、そのアヴァンギャルド的な姿勢を明確に打ち出した最初の映画作品。「映像」を完全に欠き、白と黒の画面と、5名の男女によるナレーションのみで構成されていて、ラストの24分間は、サウンド・トラックもいっさい聞こえない完全に真っ黒なスクリーンへと至る。
「1952年、『サドのための絶叫』が撮られた年は、彼の詩、政治的展望、そしてその人生が完全に調和している時期だ。すべてがその実存のあるひとつの瞬間に混ざり合い、ドゥボールは絶えずこの時期を参照することになる」。(オリヴィエ・アサイヤス)
『かなり短い時間単位内での何人かの人物の通過について』
(フランス/1959年/18分/35ミリ/モノクロ/フランス語・日本語字幕付)
声:ジャン・アルノワ、ギー・ドゥボール、クロード・ブラバン
レトリスト・インターナショナル(LI)からSIへ活動の拠点が移行していったドゥボールが、SIの運動の起源を示した作品。「漂流」や「逸脱」などの表現方法の創造、「状況」の構築の実践、都市計画についての考察、日常生活の完全なる解放、LIの機関誌「ポトラッチ」の発行など相次ぐ体験などで記憶され、幕を閉じた時代を総括するエッセイ。デンマーク人の画家でドゥボールの親しい友人だったアスガー・ヨルンが製作に参加している本作は、過ぎ去る時間の不可逆性や、映画によってあらゆる体験を伝えることは不可能だという確信と結び付いた深いメランコリーでおおわれている。
『分離の批判』
(フランス/1961年/19分/35ミリ/モノクロ/フランス語・日本語字幕付)
声:カトリーヌ・リトゥネール、ギー・ドゥボール
出演:カトリーヌ・リトゥネール
漫画、新聞、雑誌、身分証明写真、ニュース映画などの引用と、ドゥボール自身のナレーションで大半が構成されている。「映像とコメントと字幕との関係は、補完的でも、無関係でもない。この関係そのものが批判的であることをねらっている」。「映画の機能は、劇作品であれドキュメンタリーであれ、孤立した偽の一貫性を、そこに存在しないコミュニケーションや活動に代わるものとして差し出すことである」(ドゥボール)。
上映後、木下誠氏によるレクチャーがあります。
木下誠氏
1956年生まれ。兵庫県立大学教授。翻訳:ドゥボール『スペクタクルの社会』(ちくま学芸文庫)、『映画に反対して』(現代思潮新社)など。

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