ギー・ドゥボールのポートレート
映画に(反)対して ギー・ドゥボール特集
  • 2009年10月17日 (土) - 2009年10月18日 (日)
  • お問い合わせ: 東京日仏学院 (03)5206-2500

シチュアシオニストの主要な理論家であり、68年5月革命を予見した書物として、世界中で翻訳され、現在に至るまで多くの読者をもつ『スペクタクルの社会』の作家、ギー・ドゥボール。「見世物的な」、スペクタクル的な社会に成り果てた消費社会の批判を基に、革新的で挑発的な国際同盟として組織されたシチュアシオニストたちのムーヴメントは、思考を路上で展開し、理論と実践を不可分としながら、50~60年代の政治や美学の状況を転覆させ、68年5月の運動の流れを世界中に循環させるよう目指しました。ドゥボールはまた、20世紀を代表する偉大なアーティストであり、彼の書物、コラージュ作品、スローガン、フィルム、そしてその生き方さえもが創造活動でありました。東京日仏学院は、山形国際ドキュメンタリー映画祭と共催で、ドゥボールの映画全6作品を、日本で初めて特集します。上映後には、レクチャーやシンポジウムも行い、様々な角度からドゥボールについて考察します。

 

Guy Debord ギー・ドゥボール

1931-94 年。フランスの映画作家、革命思想家。52年に、最初の映画作品『サドのための絶叫』を発表。57年、シチュアシオニスト・インターナショナル(SI)を結成。67年に『スペクタクルの社会』を刊行し、68年「五月革命」の先駆者と目される。彼の活動は、映画制作、執筆にとどまらず、既存の広告、地図、小説、コミック雑誌の「転用」のみで成り立つ画文集など、境界を横断したさまざまな芸術表現に及ぶ。72年のSI解散後は、イタリア・スペインの革命運動と関わりつつ映画製作・著作活動を行うが、病を得て自殺。

 

東京日仏学院での上映作品
ギー・ドゥボール監督作品

  • 『サドのための絶叫』(1952年)
  • 『かなり短い時間単位内での何人かの人物の通過について』(1959年)
  • 『分離の批判』(1961年)
  • 『スペクタクルの社会』(1973年)
  • 『映画〈スペクタクルの社会〉に関してこれまでになされた毀誉褒貶相半ばする全評価に対する反駁』(1975年)]
  • 『われわれは夜に彷徨い歩こう、そしてすべてが火に焼き尽くされんことを』(1978年)

 

ギー・ドゥボール原案作品

  • 『ギー・ドゥボール、その芸術とその時代』(1978年)

 

山形国際ドキュメンタリー映画祭2009 
※山形国際での上映については以下のページをご参照下さい。
http://www.yidff.jp/

Guy Debord, son art et son temps

『かなり短い時間単位内での何人かの人物の通過について』

『映画『スペクタクルの社会』に対するこれまでになされた毀誉褒貶相半ばする全評価に対する反駁』

『われわれは夜に彷徨い歩こう、そしてすべてが火で焼き尽くされんことを』